
こんにちは。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を発信しております。
本日のテーマ
第一志望なしで受験勉強は"危険"!
→その理由と具体的な決め方を解説
INDEX
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◆ 前書き
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◆ 目的地のない旅
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◆ まとめ
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記事作成者

大学受験専門の個別指導塾
ライブラ京橋校担当|高石 司
関西大学(社会学部マスメディア専攻)卒
関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。その後エリアマネージャーを経て2019年に独立、ライブラ京橋校を設立。
塾外での正しい勉強習慣を定着させることで「楽して学力を上げる学習塾」として活動し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出しています。
前書き
来春から高校3年生を迎える方の多くが、「現役合格→大学生になる」ことを目標に、そろそろ受験勉強を始めていることと思います。
そんななか「なんとなく希望する学部はあるけど、どの大学にするかはまだ決めていない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしその状況、実は大きなリスクが潜んでいますよ!!
というのが今回のテーマです。
目的地のない旅
「志望校なき受験勉強」は、いわば目的地のない長旅にたった一人で出かけるようなモノです。何だかスナフキンみたいですね。
そんなふうに言われると人生で一度くらいは経験してみたい気もしますが、その行程はなかなかハードなものとなります。
◆ 地図なし
◆ 旅程なし
◆ 同行者なし
◆ 所持金が尽きたら現地調達
◆ ほぼ1年"強制"で実施
もしも皆さんが「根っからの旅好きタイプ」だとしたら、上記のようなプランであっても、割と楽しく過ごせるかもしれません。
地元とは全く異なる文化に感動したり、たとえ道中で困ったことがあっても「旅先のトラブルもある意味で醍醐味だよなぁ〜」などとストレスを溜めないメンタルも備えていることでしょう。
(ちなみに僕には無理です。地元愛してます)
勉強でも"同じこと"が言える?
しかし今回は残念ながら「旅」ではなく「勉強」です。
もちろん先ほど提示した内容 ◆ が、そっくり適用されます。
もちろん、皆さんが学校の勉強が「超超超大好きな学生」なら全く問題ありません。
「うぉぉ!この参考書の問題めちゃくちゃ難しい!俄然燃えてきた〜!」
↑こんなタイプであれば、たとえ志望校なんてなくても、いや、きっとどこの大学に進んでも有意義なキャンパスライフが過ごせるでしょう。
以上のことから、旅程のない大冒険には「それなりの適性」が求められそうです。
食べ放題で「得」する戦略
少し話は変わりますが、皆さんは「食べ放題プラン」を経験したことはありますか?
用意されたたくさんの料理の中から制限時間内に自由に注文したり、フロアの一角に集められた大皿やカウンターから好きなだけとって食べることができる「あのシステム」です。
ところで、「食べ放題プランで、制限時間内にたくさん食べるコツ」という割と有名な話があります。
私たちは、食事の際に「目(視覚)でも食べている」らしくて、目の前に大量の料理が並んでいると、それを見ているだけで食欲が減退するとのこと。
つまり制限時間内にたくさん食べるコツは「料理を一度にたくさん注文せず、何度かに分けて注文すること」です。
他にもいろいろあるらしいのですが、なかなか興味深いデータです。
モチベーションも同じ原理で考えられる
勘の鋭い方ならもうお気づきかと思いますが、上記の「コツ」は私たちのモチベーションの仕組みにも応用できます。
つまり「眼前の課題が多すぎると感じると、それ自体がよほど楽しめるものでない限り、たちまちやる気が下がる」というわけです。
最初は誰しも「よっしゃ、やるぞ〜〜!」と気合いを込めて受験勉強を始めるものですが、感情のパワーというのはすぐに「電池切れ」を起こします。
そもそも感情のエネルギーは、もとから長持ちしないように設計されているのです。
「怒りの感情」などはまさに典型的で、たとえカッとなることがあっても、数秒〜数十秒ほど我慢すれば怒りのパワーはほとんど減退してしまうとの研究結果もあります。
(※アンガーコントロールという有名な心理学研究分野です)
ですから、私たちが最後まで美味しく食事(=受験勉強)を続けるためには、やはりタスクをいくつかに分けて計画的に進めるのが効率が良さそうです。
つまり、高3の冬(=入試本番)までに取り組むべき学習課題をズラ〜〜っと並べて順次こなしていくのではなく...
◆ 高3の始業式までのタスク
◆ 1学期の終業式までのタスク
◆ 2学期の始業式までのタスク
◆ 公募推薦入試までの...
といった具合に組み立てるということです。
どうやって作ればいいのか
食事も勉強もたくさん平らげるには「何度かに分ける」ことが大事だとお伝えしましたが、「勉強を分ける」には具体的にどうすればいいのでしょう。
この答えは実にシンプルです。
あなたの現状の学力水準と学習状況に合わせて、
① 「どのテキスト」の
② 「どのレベルの問題」を
③ 「何%程度の精度」で
④ 「いつまで」に達成するのか
上記をきちんと明確にすることです。
例えば、あなたが「次の定期テストの数学で70点(←学年平均点+10点とする)を取りたい!」という野望を持ったとしましょう。
まずは学校から配布されている教科書や問題集(サクシードや4STEPなど)から、前回の定期テストで、主にどの難易度の問題が出題されているのか推定します。
ここは、過去の定期テストと問題集をチェックすればさほど難しくありません。
調査の結果、たとえば「基礎〜標準問題のレベルの問題配点がおよそ80点で、残りは応用問題」だと判明したら、テスト本番の3日前までに該当テキストの基礎〜標準問題の解法を最低3周し、徹底的に習得します。
最後の3日間は、問題文だけを見て、どの解法を当てはめれば答えが出るのかスラスラ言えるようになっているかチェックすればOKです。
ここまで順調にこなせば、当初目標の達成は目前と言っていいでしょう。
つまりは「コレと同じことを受験勉強でもやればいい」のです。
初手で「詰む」
......お気づきになりましたか?
はじめに「目標設定」をしなければ、そもそも上記の学習計画が成り立たないのです。
「いやいや、当面の方針としての学習計画を立てるくらいはできるでしょ!」と考える方もいるでしょう。
数学であれば「高3の夏までに黄チャートの例題を解き終える」とか、
英語であれば「1学期のうちにシステム英単語を1周終わらせる」とか。
ですが、突き詰めて考えてみるとこの時点ですら皆さんは「暗に志望校を絞っている」ことになるのです。
一体どういうことでしょうか。
頭の中にすでにある「線引き」
ちょっと極端な話をしますが、あなたは現時点で「東京大学」を将来の受験校の候補に入れていますか?
......入れてない?だったら「京都大学」はどうですか?
慶應、早稲田、一橋、阪大、神大は?
...このように掘り下げてみると、国私立問わず、皆さんの頭のどこかに「ぶっちゃけ、このランク以上の大学は検討していない」という線引きがあるはずです。
その線引きの基準が正しいかどうかはさておき、まずはその線引きのちょうどボーダーラインにある大学を「あなたの暫定の志望校」として設定することを提案します。
そうすることで、「その大学」に現役合格するために必要な学力の養成こそが、目下あなたにとって最重要の学習活動であると設定できます。
...えっ、「まずは大学ごとの特色を調べてから決める」??
そんなものは後から調べればいくらでも出てきますので、安心して無視してください。
どこの大学だってオンリーワンな要素の一つや二つくらい持っているものです。
各大学のいいところを探す前に、まずは自分自身の能力を底上げして、それらの大学を自分の「現実的な選択肢に加える」ほうが先決です。
「そもそも合格できなきゃ通えない」のですから。
無論、AO推薦型の入試を検討しているなら話は別です。
これまで積み重ねてきた自分自身の光と影と徹底的に向き合って、志望する大学と皆さんがいかにマッチングしているのか徹底的に調査して、全力で語れるようになりましょう。
一度決めた志望校は「変えないもの」?
ところで、これはすごく大事なことなのですが
一度設定した志望校は「途中で変えてもいい」
ですからね。
受験早期における志望校とはあくまで「勉強計画の方向性を決めるための道具」であって、皆さんにとって絶対的な存在では断じてありません。
「日本で唯一ここの大学でしか、将来自分のやりたいことができません!」なんて大学は、実際のところほとんど存在しません。
むしろ「逆のパターン」は結構多いです。
たとえば将来的に「国家資格の伴う職業」を目指す場合、国家試験の受験条件を満たす学部・学科であれば、原則どの大学に進学しても最終的なゴールは変わりませんよね。
割と多くの人が「一度決めた志望校は途中で変えちゃダメ」って信じがちです。
あるいは「志望校を変えるときはランクを上げる時だけ」みたいな風潮すらあります。
そんなルール、誰も決めてませんからね。
部活動といい第一志望校といい、私たちは何となく最初に決めたものは最後までやらなきゃダメって決めつけがちです。
「初志貫徹」という言葉は、時として「呪い」にもなります。
これはあくまで持論ですが「そこに自分が成長できる余地がある」と思えない分野ならば、スパッと切れる判断力を養うことも大事です。
何にせよ、第一志望校を決めないまま、高3の夏ごろまで中途半端な受験生ライフをズルズルと送るのが、考えうる最悪のパターンの一つだと言えます。
まとめ
最後までお読みいただいた皆さんだけに、最後に一つだけお伝えしておきます。
あえてものすごく強い言い方をしますが、
「無限の可能性」という幻想を抱えたまま受験勉強してはいけません。
皆さんの将来的な伸び代は確かに無限大かもしれませんが、受験本番までに残された時間は間違いなく有限です。
具体的な目標なしで、理想的な成長曲線を無意識のうちに描けるのは「ごく一部の才能に恵まれた人」くらいのものです。
僕は自分のことを「ちょっとだけ賢い凡人」だとイメージしているので、方向性さえ間違えなければ大体のことは多分上手くいくだろう、と信じて行動できます。
皆さんも、皆さん自身の行動選択をいい方向にシフトできる「セルフイメージ」を持って日々の受験ライフを送ってくださいね。
▶︎ 第一志望に現役合格したいが、何からすればいいか分からない
▶︎ 大学に進みたいと思ってはいるが、なかなか目標が定まらない
▶︎ 部活やアルバイトで忙しいので、なるべく勉強効率を高めたい
上記のような悩みをお持ちの方は、お気軽にライブラまでお声掛けください。当ブログの中の人が、皆さんの日々の勉強の最適化をお手伝いします。
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