こんにちは。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を発信しております。
本日のテーマ
塾に通わず第一志望校に現役合格する生徒
→共通要素を3つのポイントに絞って解説!
INDEX
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◆ 前書き
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① 第一志望校を「早くに」決める ◆
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② 使用教材を「少数に」絞る ◆
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③ 誤答原因を「丁寧に」分析する ◆
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◆ まとめ
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記事作成者
大学受験専門の個別指導塾
ライブラ京橋校担当|高石 司
関西大学(社会学部メディア専攻)卒
関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。その後エリアマネージャーを経て2019年に独立、ライブラ京橋校を設立。
塾外での正しい勉強習慣を定着させることで「楽して学力を上げる学習塾」として活動し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出。
前書き
昨今、大学受験を目指す多くの学生が学習塾や予備校を活用される一方で、入試直前期まで自力のみで勉強したい・またはせざるを得ないという方も少なくありません。
かくいう私自身も、当時【高3の12月】まで自力のみでの受験勉強を続けた「ほぼソロ受験生」の一人です。
「ソロ受験」が上手くいく生徒には、いくつかの共通点があります。
今回の記事は、その中でも比較的手軽に再現しやすいポイントを3つ紹介します。
皆さんの今後の受験ライフの参考になれば幸いです。
① 第一志望校を早くに決める
他のどの項目よりも簡単かつ重要な要素です。
私自身の指導経験上、学習塾等のサポートの有無に関わらず、志望校を決めるのが早い生徒ほど、第一志望合格率は格段に高くなります。
遅くとも「高3の始業式」までには暫定でも構わないので志望校を設定しましょう。
メイン教材が決まらない"弊害"
志望校が未定だということは、最終的にどのレベルの問題が解けるようになればノルマクリアなのかという勉強計画における最重要の指標が存在しないことを意味します。
ゴールまでの距離が全くわからないマラソンレースに突然放り出されて「とりあえず全力で頑張ってくれ!」と言われても、ベストを尽くせる人はほとんどいません。
「受験勉強がたまらなく好きだ!」という"特殊な訓練を受けた方"であれば問題ありませんが、そうでない方(かつての私も含めて)は何よりもまず「自身の受験勉強のゴールポスト」を設定しましょう。
"受かりそうなところに行く"は絶対NG
たびたび見かけるケースで「とりあえず高3の夏あたりの偏差値で、そこそこ受かりそうな大学を志望して受験する」というパターンがあります。
私に言わせれば、大学入試という自己成長のカタマリである人生の超重要イベントを丸ごとすっ飛ばす、大悪手です。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが今の時代、皆さんが大学進学のために何百万〜何千万円も投資するのはある意味「長い人生における究極の贅沢の1つ」です。
その上で、大学で得られる4〜6年間の経験は、ほぼ間違いなく皆さんに「中学や高校とは比にならないほど大きな影響」を及ぼすことになります。
そんな場所を、皆さん自身の意志でもって選ばないでいいわけがありません。
正直な話、模試の偏差値なんて自分の実力がさほど変わっていなくても受験するたびにそこそこ乱高下するのが普通です。
そのようなランダム性の高い数字に、皆さんの人生を懸ける価値はないと断言します。
志望校を早期に決めるメリットについては、さらに詳しく解説した記事もありますので、合わせてご一読ください。
② 使用教材を「少数に」絞る
皆さんがよほど最難関レベルの大学を目指しているのでなければ、各科目において基幹となる参考書・問題集を「1冊きちんと身につける」ことを目標としましょう。
「ソロ受験」の失敗の際にしばしば見られるのが、多くの教材に中途半端に取り組んだ結果、知識や練度が総合的に不足してしまうパターンです。
英単語であれば、最低でも掲載単語の98%は「スペルを見た瞬間に和訳が口に出せる」くらいの練度が必要です。
英文法のワークや数学のチャート式の例題解法も、同様の瞬発力でもって処理できる程度の知識と練度を目指しましょう。
この辺の基礎定着が疎かなまま入試直前期を迎えて過去問演習に入ると、何ヵ年分解いても合格ボーダーを超えないという"悪夢のサイクル"に陥る可能性が一気に高まります。
特に、友人との会話やインターネットで調べた「今使ってるのよりも良さそうな参考書」に気持ちが傾きやすいタイプの方は、注意が必要です。
「志望校によって習得すべき問題集・参考書の種類」「きちんと身につけるとはどういうことか」について詳しく言及した記事もありますので、合わせてチェックください。
③ 誤答原因を「丁寧に」分析する
ここまで来れば、自力で受験勉強を乗り切るスキルが身につくまであと一歩です。
...なのですが、最後のコレが意外と難しい。
多くの方が「解説に書かれている内容に目を通す」という、一見何の問題もなさそうな誤答チェックを行い、そこで終わってしまいます。
解説に書かれた内容とは単に「その選択肢が正答たる理由づけ」でしかなく、皆さんが誤答に至った思考の流れを汲むものではありません。
過去問はもちろんのこと、日常のワーク演習や学校の定期テストにおいても「自分がなぜ間違えたのか?」を正しく把握することは極めて重要です。
自身の誤答原因を分類し、判明した課題に応じて適切なフォローを行うことが「ソロ受験」における合否の分かれ目であると言えます。
ここでは英語を例に、よくある誤答原因をいくつか分類してみましょう。
◆ 知識不足
(ex.見たことのない英単語)
◆ リマインド失敗
(ex.思い出せなかった語法)
◆ 練度不足
(ex.単語は分かるのに訳せない)
◆ 解釈不備
(本文和訳はできたのに誤答)
それぞれの誤答の原因が正しく分類できたら、あとはどのように再発を防ぐか具体的な取り組みを考えるだけです。
その際、決して「次は間違えないように気を付ける!」といった漠然とした方針に帰結しないようにしましょう。
「気を付ける」だけで点数が上がれば、誰も勉強でこんなに苦労しませんからね。
たとえば「各単語は分かるのに長文が訳せなかった」のであれば、文中に含まれるイディオム(熟語)に見落としはなかったか、挿入句や省略表現の有無でS・V構造が把握できなかったのではないか等、色々な原因が考えられます。
世間では「ケアレスミス」というワードが相も変わらず指導の現場において頻発していますが、この記事に触れた皆さんは今後使用を極力控えるように心がけてください。
そのミスの真の原因が「ケアレス=不注意」であった可能性なんて、実際のところほぼあり得ません。
最終的にご自身の志望校の初見の過去問を解いて、その年の合格最低点ボーダーを安定して超えられるようになれば、あなたの「ソロ受験勉強」は大,大,大成功です!
まとめ
記事の冒頭で「気軽に再現しやすいポイント」と書きましたが、やはり後半部の内容となると、一朝一夕に身につくものではありません。
しかし、これらを常に念頭において受験勉強に取り組むことで、間違いなく皆さんの思考力が研ぎ澄まされて、時間あたりの学習効率は飛躍的に向上します。
「勉強」とは紛れもなく、その大部分がセンスではなくスキル(技術)です。
ここで一度身につけられれば、この先ずっと応用できます。
皆さんも大学受験を通じて「勉強が上手い人」になって、将来様々な場面で「ライバルに差をつけられるスキル」を身につけてください!
▶︎ 第一志望に現役合格したいが、何からすればいいか分からない
▶︎ 大学に進みたいと思ってはいるが、なかなか目標が定まらない
▶︎ 部活やアルバイトで忙しいので、なるべく勉強効率を高めたい
上記のような悩みをお持ちの方は、お気軽に当塾(ライブラ京橋校)までお声掛けください。当ブログの中の人が、皆さんの日々の勉強の最適化をお手伝いします。
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