【受験勉強を楽しむ】簡単な3ステップを紹介
- 高石 司(ライブラ代表)
- 2021年3月13日
- 読了時間: 9分
更新日:2022年1月24日

こんにちは。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を案内しております。
本日のテーマ
受験勉強を楽しむ3つの方法を紹介!
記事作成者

大学受験専門の個別指導塾
ライブラ京橋校担当|高石 司
関西大学(社会学部メディア専攻)卒
関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。エリアマネジメント職を経て2019年に独立し、ライブラ京橋校を設立。
塾外での正しい勉強習慣を定着させる「楽して学力を上げる学習指導」に注力し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出。
【まえがき】
受験勉強が楽しくなったら、最強じゃない??
そう思いますよね?僕はそう思う。
でもしんどいんですよね、受験勉強。
めんどいんですよね、毎日続けるの。
学校で一度習ったはずなのに思い出せない...なんてことも多くて。
ストレスゲージがモリモリ上がっていく感じ。

わかる、めっちゃわかります。
実際、現役のとき(当時高3)の僕もそうでした。
昨日一生懸命覚えたはずの英単語を、翌日読み返したときの絶望感。
「全然思い出せねぇ〜!!」つってね。
猛烈な自己嫌悪も、何度味わったことか...。
でも、なんやかんや言いながら1年間くらい単語帳と"にらめっこ"してたら、結局いつの間にか2000個くらいは覚えられたんですよね。人間ってすごい
それにギャーギャー文句たれながらではあったけども、毎日の勉強に関してはモチベーションを切らさずに最後までやり切ることができました。
で、この仕事(=予備校・学習塾の講師やら校長やら)を10年以上続けてみて、自分みたいにいわゆる"非天才型"のタイプが泥臭く現役合格するパターンってのがだんだん見えてきた気がするわけです。
ということで、今回は「受験の最後までモチベーションを切らさずに頑張れる人」の特徴を3つ紹介してみm...
いや...ちょっとイメージが違いますね。紹介するのはこちら。
「なんか知らんけど気分がハイになって、なんやかんや最後まで勉強し続けたヤベー奴」の特徴・3選

(有名な画像貼っときます)
えっ、なんかヤバそう...??
大丈夫ですよ、大学受験の勉強をガチる奴に、ヤバくない奴なんていないから!!
そんなわけで、あなたも一緒に「ちょっとヤベー奴」になって毎日の受験勉強をエンジョイしましょう。
"ぼくが考えた最強の勉強プラン"を立てろ
皆さんは、自分の第一志望校に合格するために一体どのテキストを、どのへんまで極めたらいいかちゃんと決めてから勉強してますか?
「塾に通ってないし、そんなこと分からん」?
「毎年出題される問題も変わるし、ここまでやれば安全なんて言えない」??
それは、確かにそう(正論)
ただしそれを言っちゃうってことは、裏を返せばヒジョ〜〜〜に良くない状況だとも考えられます。
私たちの心理上、どこまでやればいいかわからない作業ほど、苦に感じるものはありません。
ちょっと想像してみてください。
「これからマラソンやりま〜す。」
「ここから目標地点まで何キロあるかは教えられませんが、あなたがもう限界だと思ったらとりあえずそこで終わりで〜す。」
「ちなみにその時点で目標地点を超えていたかどうかは、走り終わってからでないと分かりませ〜ん。」
...いや、頑張るのちょっと無理くない??
この条件で、マジで自分の限界まで走れる人なんてほとんどいないですよね。
それこそ、日頃から「己の限界まで頑張ること」にかなり慣れている人でもなければ。
あなたはどうですか?ちなみに僕はダメです。自分に超甘いので。
結局、具体的な課題や目標を決めずにとりあえず受験勉強するってのは、ほぼこれと変わらんことをしているようなもんです。
ザ・苦行って感じ、しません?
そんなわけで、まずは勉強プランを立てましょう。
立てたプランが、目標に対して多少ズレてたって構いません。
とにかく!まずは「自分で考えてみてくれ!」←コレ大事
で、そこそこ難関とされる大学を受験したければ、そのプランを持って学校の進路担当の先生や塾の先生など、信頼できる大人に相談してください。
足りない部分やオーバーワークなポイントを、懇切丁寧に教えてもらえるはずです。
ところで、人類の中には「人から与えられたプランに素直に従えるタイプ」と、僕みたいに「自分で決めたルール以外は大体無視するひねくれたタイプ」がいるようです。
特に後者のタイプは、いきなり塾に通い出して「はい、じゃあこれやってね〜」と学習スケジュールを渡されたところで、おとなしく従う未来は見えないと思います。まさに僕がそうです。
繰り返しますが、多少内容や方針がズレていても構わないので、まずは「自分でプランを立てて」みましょう。
ちなみに高3当時の僕が(勝手に)考えた☆最強の勉強プラン☆は以下のとおり
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【英語】システム英単語は1、2、3章と5章は死んでも覚える。
【英語】ネクステージの「文法・イディオム」のとこは死んでも覚える。
【英語】速読英単語(必修編)の本文をサラっと読めるようになる。
【国語】古文単語帳(確か桐原書店のどれか)の全単語は死んでも覚える。
【政経】山川の一問一答だけは死んでも覚える。
◆ これらを12月に入るまでにぎっちり詰めて、あとは過去問演習で場数踏んで得点力上げる!!!!!!
◆ 逆にこれさえできていれば、他は何をしてもいい!!!!!(高3の8月後半まで部活延長、からの9月の文化祭での学生有志バンド出演等...)
◆ 他大学の対策なんてする余裕はないから、受験校は本命のみ!!!!!!
◆ これでもし落ちても、そんときはしゃーーーない!!!!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
...ガチの原作再現です。
でも、自分で「絶対に必要だろう」と考えて立てた勉強プランだったので、結果的にほぼ完遂できました。さすがに文化祭でのバンド出演は、今になって振り返ってもクレイジーだったと思います。
とはいえ、結果として現役合格を果たせて、今こうして多くの学生に進路指導ができるようになりました。当時の俺、マジでグッジョブ。
...とまぁこんな感じで、まずは「勉強が楽しくなる条件」を整えましょうねってこと。
一生ステージクリアできないゲームがクソつまらんのと一緒で、まずは勝利条件を明確にすることが、全ての物事の楽しさにつながる第一歩だと思います。
「己の筋肉に語りかけるような奴」になれ
「いやだ〜〜〜!!」
画面の向こうから皆さんの心の叫びが聞こえてくるようです。
でもこれ、割と率直にいってメンタルコントロールに抜群に効果的です。
ポイントは、以前できなかったことができるようになったことを実感(言語化)できるようになるってところ。
要は自分の成長をきちんと自覚しようねってことです。
例えば、英語の演習問題をやってるとき...
「この前は解けなかった分詞構文の文構造が読めたぞッ!」
ってなった瞬間、すかさず自分を...褒めるッ!!褒めまくるッ!!!
あるいは1日すっかり遊び疲れて、今日は別に勉強しなくてもいいかぁ〜〜なんて惰性に揺れ動きそうなとき...
「おい、俺の筋肉よ。お前の可能性はそんなもんじゃねぇだろ。体力はなくても、指先と脳みそくらいは動くんだろ。昨日やった問題の見直しだけでもやれるんじゃねぇか?やれるよな??やろうッ!!ほらできたッ!!!」
こんなミニコントを、みんなの脳内でもひっそりと展開してほしいと思います。ちなみに僕はやってました。わりと楽しかったです。
そもそもの仕組みとしては、僕たちの脳は「誰かから褒められた(承認された)とき」にめちゃくちゃ興奮するようにできているらしくて、しかも褒めてくれた相手は「別に自分自身でも問題ないよ〜」ってことみたいです。
昔の人は言いました。
「踊る阿呆に踊らぬ阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損!」
...と。
「まだできていない」を存分に楽しもう
勉強やってて、解けない問題がたくさん出てくると不安になりますよね。
(ならない?いや、そこはなってくれ)
なかには、わからない・できない問題が数問ほど続くだけで、その日のモチベーションがゴリゴリ削られる...という人も少なくないと思います。
しかし、それは裏を返せば「自分の成長の余地を発見した」という側面もあるわけです。
ドラクエでもポケモンでもモンハンでもそうですが、ゲームやってて一番テンション上がるのって「強敵を倒したとき」と「レベルアップしたとき」なんですよね。
だから、ちょっと考え方を変えてみましょう。
「この問題が解けるようになる頃には、俺はきっとヤベー奴になってんぞ〜〜〜!!」
こう考えれば、現実認識は「今はまだできないだけ」となり、モチベーションの低下やコントロール感の喪失によるストレスは大幅に抑えられるようになります。
さらに補足しておくと、あなたがすんなり解けない問題は、そもそも他のみんなもそう簡単に解けない問題の場合が多いです。
故に、上記の「解けるようになったらスゴイ!」という認識は、そこそこ妥当性のあるモノだったりします。
結局、受験勉強って時間との戦いです。
ぶっちゃけ、高校卒業してからさらに2〜3年ほど浪人すれば、ほとんどの人は「どこでも行きたい大学や学科に進学できるくらいの学力」はつくと思います。
でも当たり前ですが、普通は2〜3年も浪人しないじゃないですか。医学部受験や、特殊な状況を想定しない限りは。
だから、結局のところコレが本質情報なのですが...
勉強は早くから始めれば、それだけ楽しく受験勉強できる
ってことです。
目の前までリミットが迫っているから、ストレスがゴリゴリ溜まるんですよ。
さらに言えば、課題の解決期日は原則「自分で決める」のも重要です。
「よ〜し、この分野・単元は今月中にできるようにするぞ〜!!!」
みたいな感じで、とにかく自分主体で決めること。
とはいえ、私たちの大半はストレス(外部からの圧力)がないと、なかなか物事に取り掛かれない・習慣化させられないものです。
そういう意味では、早い段階から塾に通って、期日のストレスなく勉強を続ける環境を整えるのは、メンタルケアの側面から見ても割と効果的だと思います。
(これは塾講師としてのポジショントークとかそういうの抜きでそう思います)
受験勉強の主人公は、あなた。
誰かから強制されたペースでステージを進めるのではなく、自分の行きたい場所に、やりたいペースで攻略していければ、そのほうが絶対楽しいです。
道中、強敵にコテンパンにされることもありますが、全然大丈夫。
計画的にレベル上げすれば、きっと勝てます。
ソイツを倒せるようになるころには、あなたは他の勇者たちよりも1歩も2歩も先へ進んでいるはずです。
【まとめ】
以上が、1円もかけずに受験勉強がみるみる楽しくなる方法の紹介でした。
すでに多くの人が気づいていると思いますが...そうです。
「状況は何一つ変わっていません」!!!
強いて言えば、1つめの「最強の勉強プランを自分で用意せぇ〜」くらいで、あとは個人の考え方について言及しただけです。
しかし、まさにその通りで、目の前の現実をどう捉えるかは、その人の思考パターンによって全く変わってしまうもの。
「コップに水が半分入った状況をどう解釈するか」という有名な話にもあるように、目の前の現実の解釈は、それぞれの捉え方によって全く異なるものへと変わります。
どうせ現実が変わらないなら、楽しい方が圧倒的にいいじゃない??
本記事が、少しでも明日からの受験勉強の役に立てば幸いです。
▶︎第一志望校をなかなか決められない
▶︎部活が忙しくて勉強時間が作れない
▶︎なるべく勉強の回り道はしたくない
こんなお悩み(あるいは欲望)を抱えている方がいましたら、当塾までご相談ください。
志望校の選定から毎日の学習チェックまで、皆さんの勉強の習慣が身につくお手伝いをさせていただきます。
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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