受験・テスト対策|ケアレスミスの減らし方
- 高石 司(ライブラ代表)
- 2022年2月19日
- 読了時間: 5分
更新日:2024年6月20日

こんにちは。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を案内しております。
本日のテーマ
ケアレスミスを"完全に"なくすとっておきの方法を紹介
記事作成者

大学受験専門の個別指導塾
ライブラ京橋校担当|高石 司
関西大学(社会学部メディア専攻)卒
関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。エリアマネジメント職を経て2019年に独立し、ライブラ京橋校を設立。
塾外での正しい勉強習慣を定着させる「楽して学力を上げる学習指導」に注力し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出。

前書き
皆さんは、よくケアレスミスをしてしまうタイプですか?
英単語のスペルミスや計算ミス、漢字の書き取りミスなどなど個人によって発生頻度や誤答パターンは実に様々です。
「ここのケアレスミスさえなければ80点越えだったのに〜」
「数学は途中計算でケアレスミスが多くなるから嫌だな〜」
誰しも一度や二度くらい口にした経験がありますよね。
さて、本記事はそのような様々な誤答を「ケアレスミスとして処理」してきた、これまでの間違った認識を一新し、改めようというものです。
......おや、なんか思ってたのと違う??
細かいことはいいじゃありませんか。
そもそも「ケアレスミス」なんて、最初から存在しないのです。
この記事を読み終えるころには、皆さんはもう二度と「ケアレスミス」と口にしたくなくなるはずです。
どうぞ、最後までお付き合いください。
① それ、ただの「誤答」です
改めて伺いますが、「ケアレスミス」とは何かご存じですか?
ついうっかりで落としたミス?
もう少し注意すれば得点できていた問題?
いいえ、違います。
「同様の失敗をしても"仕方がない"と諦めている誤答」
のことです。
これ、皆さんも薄々理解しているはず。
「次は気を付けるから大丈夫〜」なんて言っても、そもそも今回のミスだって「気をつけてなかったわけじゃない」ですよね?
その問題を解いていた瞬間は、皆さんなりの全力でもって取り組んでいたのです。
しかし大学受験の合否は、文字どおり「1点差で結果がひっくり返る」ことが日常茶飯事に起こります。起こってしまいます。
「次は気を付けるから」ですんなり解決するなら、今ごろ皆さんはこんなにも頭を悩ませていないでしょう。
繰り返しますが、「ケアレスミス」なんてものははじめから存在しません。
「そのミスが発生した原因と対策が分かっていないだけ」です。
② 誤答原因を丁寧に分類すべし
そういうわけですから、ケアレスミスを完全になくすために全ての誤答をきちんと分類するように心がけましょう。
とはいえ誤答の分類は、正直なかなか面倒な作業です。
(だからこそ、多くの人がお手軽な「ケアレスミス」という名の雑多フォルダへと色々放り込んでしまうのですが......)
そこでまずは、誤答のパターンを以下の4種に分類してみましょう。
□ 問題文の主旨を正しく理解できていなかった
□ 設問を解くための基礎知識が不足していた
□ 頭の中に知識はあったが繋がらなかった
□ 時間に追われて情報を正確に処理できなかった
ここからもっと細かく分類することで、さらに適切な対処ができるようになるのですが、まずはこの4種でOKです。
ここからが非常に興味深くて、実際に分類してみると分かるのですが、皆さんの学習段階によって恐らくいずれかのパターンに集中しているはずです。
あとは、上記の誤答原因に沿った具体的な解決方法を検討し、達成期日を決めて実行に移すのみです。
成績がいい生徒というのは、最初から様々な問題が解けるわけではありません。
「一度間違えてしまった問題を、次は絶対に落とさないように普段からアンテナを張っている」に過ぎないのです。
私の知る限り、彼らの多くは「ケアレスミス」という誤答分析を極力避けます。
具体的な対策が立てられない天敵のような存在なんて、自らすすんで増やしたくないと考えるわけです。
少々専門的な話をすると、文系・理系を問わずあらゆる学問は、その分野における事象の再現性や論理性について「正確に分類」することから成り立っています。
裏を返せば、まだ分類できていない学術分野は「発展途上な領域」であり、これからさらに進化、成長する余地を多分に残しているということです。
まさに、今の皆さんがそうであるように。
「ケアレスミス」という未分類のジャングルを切り拓いていくことで、圧倒的な成長と成功体験を手にしてください。
まとめ
ケアレスミスを減らす方法として、「ケアレスミスという誤答分類を捨て去るべし」というお話をしました。
はじめは「とんち」のように思われたかもしれませんが、皆さんの学力を正しく伸ばすためには必須の現実認識であることに間違いありません。
英単語のスペルミスも、単純な計算ミスも、はたまた漢字の書き取りミスも全て、具体的な対処が可能な「誤答」と捉えましょう。
ジャンプ漫画の主人公もそうであるように、「自分の弱さと向き合うイベント」を乗り越えた先には、須(すべから)く圧倒的な成長がやって来るものです。
本記事を通じて、皆さんの日々の学習活動がより素敵なものになることを、心から願っています。
▶︎ 第一志望に現役合格したいが、何からすればいいか分からない
▶︎ 大学に進みたいと思ってはいるが、なかなか目標が定まらない
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