高3生|"定期テスト対策"の活用法
- 高石 司(ライブラ代表)
- 2020年2月26日
- 読了時間: 7分
更新日:2022年5月13日

こんにちは。
当ブログでは、皆さんの日常の勉強活動に役立つ情報を案内しております。
記事作成者

大学受験専門の個別指導塾
ライブラ京橋校担当|高石 司
関西大学(社会学部メディア専攻)卒
関西有数の大手進学塾にて新卒1年目より新規開校校舎長を担当し、(当時)全54校中1位の校舎成長率を達成。エリアマネジメント職を経て2019年に独立し、ライブラ京橋校を設立。
塾外での正しい勉強習慣を定着させる「楽して学力を上げる学習指導」に注力し、関関同立・産近甲龍を中心に毎年多くの合格者を輩出。
4月から新学年を迎えるにあたり、「ここから受験勉強に本腰を入れよう!」と意気込んでいる新高3生も少なくないと思います。
いいですね。とてもちゃんとしていると感じます。
ところで、世の高3生の多くを悩ませるテーマの一つに「定期テスト対策の勉強をどこまでやるのか?」というものがあります。
受験に詳しい方ならご存知かと思いますが、現在の大学入試制度においては、大きく分けて2通りの受験パターンが存在します。
受験生徒の高校在籍時の成績を「参照するタイプ」の入試と「ほとんど参照しないタイプ」の入試ですね。
参照するタイプの入試は、総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(指定校制、一部の公募制)が当てはまります。
参照しないタイプの入試は、いわゆる一般選抜(一般入試)ですね。
(※まだ詳しく知らないぞ、という方は、この機会にぜひ高校の進路指導室に行ってみてください。いろんな資料を、直に手に取って調べてみましょう。)
一旦、話を戻します。
「成績を参照するタイプ」の入試を受験する人は、迷うまでもなく「定期テストも大学入試の一環なんだから、対策するのは当たり前!」として、これまでどおり粛々とテスト対策を講じることかと思います。
これはまさにその通りで、今まで以上に取りこぼしのないように、入念な試験対策が求められます。
しかし一方で、成績が参照されない入試を主軸に受験する人のなかには「受験勉強で忙しいから、テスト対策なんてしたくない!」という考えを持つ生徒も実際に存在します。
ちなみに正直な話をすると、高3当時の僕自身、どちらかというと後者のタイプでした。
「志望校の合格最低点を突破するために必要だと考えられる勉強」に全力でコミットするべく、学校からの課題は必要最低限のみ実施・提出したと記憶しています。
(※↑当時の僕が全力でコミットしていた勉強プランをまとめた別記事にリンクしています)
皆さんの中にも、「もちろんカンペキに捨てるとは言わないけど、さすがに高2の時みたいに"ガチる"まではしないかな〜」という人がそこそこの割合でいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな(一部の)高3生を大いに悩ませるテーマについて語ります。
なお、高3での授業のなかには、教科担当の"計らい"によって授業の内容が入試対策に直結しているものも少なくありません。
本記事では、そういった担当の先生の配慮が(そこまで)なされていない、ごく一般的な定期テストであることを前提としてお読みください。
"何点取りに行くか" 事前に決めよう
ズバリ、今回の記事でお伝えしたいのはココです。
各テストのたびに「科目別の目標得点」を、あなた自身の意思に基づいて、必ず設定しましょう!ということです。
たとえば、もともと高2時点で80点前後取れていた科目について、ただ単に勉強時間を削った結果60点に下げてしまうのではなく、「最初から60点前後を狙ったうえできっちり60点前後を取る」ようになってほしいのです。
一見、得られる結果は同じなのだから「それなら別にええんちゃうん?」って感じがしなくもないですよね?
ですが、ココをきちんと区別せずに学校のテストで手を抜くと、"厄介な現象"が発生することがあります。
"テキトー"は伝染する
どうやら学校のテスト勉強「だけ」手を抜くというのを、私たちの多くは苦手としているみたいです。
僕自身の10年以上の学習指導経験と照らし合わせても、「とりあえず赤点さえ回避すればいいや〜」という姿勢で学校のテスト勉強に取り組んでいた人ほど、第一志望校の合否は"辛い"傾向にあったと記憶しています。
これは「たとえ車が見えていなくても、やはり赤信号を横断するべきでない」という考えと似ている気がします。
.「赤信号でも、車が見えていなければ渡ってもOK」だと考えて実行する人は、恐らく近いうちに「遠くの方に車が見えているから、まだ危なくないから渡ってもOK」に基準がシフトします。
そして、だんだん「この辺ならまだ大丈夫だろう」という距離が近くなり、最終的には極めてリスクの高い横断行為に至ることが予想されます(もちろん、その中でも実際に事故に遭うケースは稀でしょうが...)
しかし、これはあくまで「目の前で実際に見えているモノ」に対する危機管理意識です。
実際は"定期テスト"ですから、当日になるまでどんな問題が出題されるのか、正確なところは誰にもわかりませんね。
ですから、赤信号よろしく、テストの結果が思わしくなかったときは、皆さんはきっとこう考えるようになるはずです。
「なんか思ってたよりもムズかったし、そこまで対策してなかったから点数が低くても仕方ないかぁ〜」
...いかがでしょう?
ですが、これはテスト結果を分析する上で「絶対に」避けるべき結論です。
なぜなら...
同 じ こ と が 入 試 本 番 で 起 こ っ た ら ど う す る ん で す か ?
そうですよね。十分あり得ます。
大学入試ですから、年度によって出題内容が難化したり、出題形式が大幅に変更になることは普通にあります。
2021年1月の第1回大学入学共通テスト(特に現代文)は、まさにその典型例です。
あなたにとって「たった1回の勝負」でも、極めてイレギュラーな環境下で戦わなければならない状況を予め想定すべきです。
ですから、先に述べたように「自分の労力が、実際のところどの程度数値化されるのか」をしっかり想定した上でテストの準備を行う必要があります。
ポイントは「自分の目標点」に加えて、「学年の平均点」も予想しておく事です。
そうすることで、予想外の難易度の出題がなされた際に自身の見立てと受験者全体の動きの推移が対応しているかどうか客観的に分析できます。
これだけは絶対NG!
最後に、「目標を立てる」上で絶対にやってはいけないことを1つ。
それは「簡単に超えられるラインを目標点にする」ことです。
これをやってしまうと、自分の勉強のアウトプットの精度が鈍ります。
いま自分が、「どの科目の・どの単元の・どんな出題形式で・どれくらい得点できるのか」という受験勉強における最も重要な情報の感度が、ドンドン鈍ってしまうのです。
確かに、テスト勉強・受験勉強において「どれだけたくさんやってきたか」は大事です。
しかし、それ以上に「どれだけたくさんできるようになったか」が重要視される、極めて公平で、かつ残酷な競技だと僕は思います。
もし全員が「勉強した分だけ同じスピードで学力が伸びる」のなら、1秒でも早く勉強をスタートして、かつ最後までやり切った人が確実に勝ちます。
でも実際はそうじゃないですよね。
いくらでも逆転のチャンスがあるからこそ、受験レースは面白いし刺激的で、最後まで精一杯頑張れる、圧倒的な自己成長の機会なのです。
この長大なレースを制するトレーニングの一つとして学校の定期テストを有効活用できるようになることを、本記事を通じて提案させていただいた次第です。
高3生に限らず、全ての高校生が理想的な距離感で定期テストと向き合えることを、心から願っています。
以上、「高3生が学校の定期テスト勉強をガチるべきかどうか」に関する記事でした。
Yes or No できっぱりと答えられたわけではありませんので、モヤっとするものを残したままの方もおられるかもしれませんが、それはそれでOKです。
答えは一人ひとりの目的や性格によって様々ですから、記事内でも言及したように「やってはいけない事」だけ注意して、素晴らしい受験ライフを送ってくださいね。

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